先輩の声INTERVIEW
佃煮煮豆製造部 製造課/ 2004年入社
関 飛鳥SEKI ASUKA
生物工学 卒業
1分、2分で差がでる。
煮豆は炊き時間が勝負!
入社以来、製造部でずっと煮豆の製造を担当しています。「煮豆のことは関に聞けば大丈夫」みたいなことを言ってもらえるほど、豆に関してはエキスパートになれたかなと思っています。
基本的に作業手順や製造基準書はありますが、天然の原料を使っているので、正直一筋縄でいかない部分もあります。特に煮豆は、1分、2分、豆によっては3分炊き時間が違うだけで、固さが変わってしまうので。機械の温度設定などは基本変わらないのですが、手元で蒸気の加減、熱の入れ方の加減を変える場合もあります。経験で昇温時間にどのくらい豆が柔らかくなるのか、ということもわかり、素材にあわせて微調整、微調整で、まるで職人のようですよ。入社前は、なんでも自動で行うと思っていたので意外でした。
蒸気の調節もですが、この豆のふっくらさ加減は自分にしかだせないのではないか、っていう自負はあります!口にはだしませんけど(笑)。
より良い作業環境づくりも、
製造の仕事。
製造部の仕事は、実は商品を作るだけはありません。作業の負担を減らして、もっと効率よく行うための改善活動にも取り組んでいます。
現場の人たちからの課題に対し、過去の経験からアドバイスを行います。また、設備工程を改善することにより大幅な作業時間の短縮につながった活動を行ったこともあります。
いかに商品を効率よく、簡略化しながら品質を保って作っていくか。そのために機械を変えたり、新しい生産方法を考えていく改善活動は、製造をするうえでの醍醐味の一つでもありますね。
人の手が加わることで、
よりおいしく。
工場での製造は機械がメインになりますが、カネハツの商品は特性上、人の手が必要とされる部分が多いですね。人の手が加わることで、より品質の高い商品を作り上げるとともに、作り手の想いのようなものが込められていると思っています。「自分がこんな風に作ったから、おいしいんだ!」というような。
自分が味付けし手掛けた商品を世の中の多くの人に食べてもらえると思うと、すごくやりがいを感じると同時に、責任も感じます。今後は、プレイングマネジャーという立場で、現場での製造業務を行いながら管理業務にも携わり、チームワークを大切にしながら、現場の人たちが作業しやすい環境を整えていきたいです。そのために、新たな生産方法や作業の簡略化など製造作業に関わることをトータルで考え、質の高い工場を作っていけるような人材になっていきたいです。
改善活動もそうですが、「もっとこうしたい」という考えを持ちながら行動すれば、具現化しやすい職場だと思います。様々なことに取り組めるので、おもしろいですね。