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食材まめ知識

いも類

男爵いも

初夏~秋

知識

熱を加えると煮崩れしやすいので粉ふきいも、マッシュポテト、コロッケなどにむいています。

栄養

主成分はでんぷんで、カロリーはご飯の約半分と低カロリーです。
熱を加えても壊れにくいビタミンC、カリウムが多く含まれ、食物繊維も豊富です。
カリウムはカリウムの王様と言われるほど多く含まれており、体内の塩分バランスを保ち、腎臓機能の低下や高血圧の予防、治療に効果があると言われています。

メークイン

初夏~秋

知識

メークインの肉質は粘質で煮崩れしにくく、煮こみ料理に最適です。

栄養

カリウムやビタミンC、ビタミンB群が傑出して多く含まれます。
ビタミンCは壊血病や高血圧、ガンなどを予防します。
カリウムは血圧を下げる効果が認められており、ビタミンB群は若さやスタミナを保つ役目を果たします。
昨今、生活習慣病予防の食材として注目を浴びており、また、ほかのいも類や穀物に比べ低カロリーで繊維質にも富み、美容・ダイエット食としても最適です。

里芋

9月頃

知識

山で採れる芋を山芋と言うのに対し、人里で採れることから里芋と呼ばれるようになりました。
原産地は熱帯アジア地域で、日本へは縄文時代に伝わりました。

栄養

里芋はでんぷんが主成分ですが、さつまいもに比べてエネルギーが少なく、糖分をエネルギーに変えるビタミンB1、肥満防止の効果がある食物繊維も含まれているので、太るのを気にせずに食べられます。
特有のぬめりはガラクタンという多糖類とたんぱく質が結合したものに、マンナンという水溶性の食物繊維が加わった糖たんぱくの一種です。このぬめりは強い胃酸から胃壁を守り、コレステロールを取り除く働きがあります。
カリウムも多いので、ナトリウムを排泄し高血圧予防に役立ちます。

さつまいも

9~11月

知識

さつまいもは中央アメリカが原産地で、名前の由来は青木昆陽により薩摩地方から日本各地へ伝えられたため、さつまいもとよばれるようになりました。

栄養

さつまいもにはビタミンCが多く含まれ、1本(約200g)で1日の必要量をほぼ摂取することができます。
ビタミンCはメラニン色素の沈着を抑え、しみ、そばかすに効果を発揮します。
また白い乳液に含まれるヤラピンという成分は便秘や大腸ガンの予防にも役立ちます。
その他カリウムも多く含まれていて、体内の塩分バランスを調整する作用があり、高血圧にも効果があります。

こんにゃく

知識

こんにゃくは植物の芋から作ります。
こんにゃくに加工する芋になるまでには3年以上かかり、しかもずっと植えたままではありません。
5月頃に種芋を植え、秋には収穫されて凍傷をうけないように暖められた貯蔵庫で冬を越します。そしてまた翌年の5月に植え付け、この作業を3年間繰り返します。
これをまず切り干しに加工し、次にこの切り干しを製粉します。
それを目的に応じた割合の水を加え、よく練ってからカルシウムを加え混ぜ合わせて整形箱に入れて固め、熱湯でアクを抜いて出来上がります。

栄養

こんにゃくは97%が水分でほとんど栄養はありませんが、人間の体内では消化されないグルコマンナンという食物繊維を含んでいます。
消化されないまま腸まで届くため腸の活動が盛んになり、便秘を防ぎます。
また、腸に入ったグルコマンナンは体内の老廃物や毒素を吸収し体外へ排出する重要なはたらきをしています。
その他にもコレステロールを吸収したり血糖値を下げる効果もあり、動脈硬化や糖尿病などを予防します。

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