先輩の声INTERVIEW
佃煮煮豆製造部 包装課/ 2013年入社
小出 理実華KOIDE RIMIKA
農学部 卒業
包装作業で求められるのは、
スピードと見栄え。
佃煮煮豆製造部 包装課は、簡単に言えば、製造された製品をトレーに個装し、検品、箱詰めをして、商品に仕上げていく部署です。現場での作業以外にも、パッケージに貼る食品表示ラベルの作成、製品の基となる仕様書の作成などがあります。
入社して初めての仕事は、まぐろ昆布や小女子くるみなど商品のパック詰めでした。商品を計量しながら、見た目も美しく詰めなければならないので、難しかったです。重要なのは、スピードと見栄えですが、見栄えを気にするとスピードは落ちてしまいます。「最初は見栄えだけを意識して」と言われましたが、全然速く詰められませんでした。
ベテランの方はすごく速くて、1日に2000個くらいは詰められていると思います。計量も一掴みでぴったりで、調整するとしても1回くらい。私は、今でも技量がないので、何度も調整しています。ベテランの皆さんの域にいくまでには、まだまだです。
縛りごとが多くて格闘する、
ラベル作成。
現在私の主な仕事は、製品の基となる仕様書や食品表示ラベルの作成です。食品表示ラベルとは、パッケージの裏などに貼ってある、原材料名や内容量、保存方法を示したものです。品質保証課が作った表示内容を基に、ラベルの大きさや文字数にあわせて作成しますが、苦戦することが多いです。法律で表示しなければいけない内容や文字の大きさは決まっているので、たとえ文字数が多くて入らなくても、原材料などの内容は削れません。他の部署の方々の知恵を借りながら、上手く入れられるように、コツコツ作業しています。ラベルのサイズを大きくできれば一番良いのですが、パッケージサイズとの兼ね合いもあるので、がんばっています。
食品表示法の改定があった時は、全商品のラベルを作り替えましたが、準備期間がとても短くて大変でした。ラベルを発行する機械の設定も新規で作り直さないといけなかったので、大変だった分、印象に残っている仕事です。
密に関係している、
現場作業と事務作業。
仕様書やラベル作成など事務作業と、現場での作業は一見、あまり関わりのないように思われるかもしれませんが、実は密に関係しています。事務作業が遅れてしまうと、その後の工程である包装業務ができなくなってしまいます。また、その先の商品の出荷に間に合わないということに繋がって、お客様に迷惑をおかけしてしまうことになります。他の部署と連携しながら、要領よく段取りを組んでいくことを常に心掛けています。
1日の包装スケジュールも組んでいますが、そのとおりにいかないことも多いので、上手くはまった時は、「やった!」ってうれしくなります。すべてにおいてスケジューリングは大切だなと思いますね。
今後は、現場で働いている方が、より簡単に、間違えずに作業ができるような仕組みづくりをしていきたいです。なかなか難しいですが、私の大きな目標です。小さな目標は、食品表示に関わっているので、食品表示法の勉強をがんばって、知識を増やしていきたいと思っています。